KLYMIT(クライミット)社の人気スリーピングパッド(寝袋マット)INERTIA-O zone(イナーシャ オゾン)を試してみました。
肉抜きされた斬新な形状が特徴ですが、見た目からは想像できない使いやすさでした。しかし女性が使用する場合や冬季に利用する場合はいくつか問題点がありました。
そもそもスリーピングマットは個人との相性があるので相性を考えながら季節、価格を考慮して選びます。つまり正解は無いってことです。
僕の場合エアーマットは相性がよくありません、何度か失敗しています。でもクライミット イナーシャ オゾンは通常のエアーマットとは少し違いので今回購入してみました。
このマットは通常のスリーピングパッド(寝袋マット)使い方であるシュラフの下に敷くという以外にシュラフ中にスリーピングパッド(寝袋マット)を入れて使うこともできます。
でも、実際はどうなんでしょうか・・・シュラフの中がいいの?下に敷くのがいいの?
■シュラフの中にマットを入れてみました、寝れないことはないんですが、どうしても少し窮屈。ストレッチタイプのシュラフだったらいいのかもしれない。
■シュラフの下に敷いて使ってみました、当然寝袋の窮屈さはありません。マットの肉抜きがなぜかとてもいい気持。エアーマットが苦手な僕でも全然OKです。
■シュラフにフィットしていて見た目から想像していた以上に快適でした。
■問題点1・・・小柄な女性が使うと、マットの目の詰まった部分(足側)まで足が届かない。かかとが穴にはまってしまいます。
■問題点2・・・女性用などのショートタイプのシュラフ(寝袋)には入らない。女性シュラフは長さが短いので当然な結果なんですが枕部分を折り返せば入ります。
■マットを寝袋の中に収めるために折り返したんですが、これが意外に快適!
■男性用シュラフでも同じように折り返してみました、足の部分は短くなってしまいますが枕は快適。
■シュラフの下に敷く場合でも枕折り返しは快適です、是非1度試してみてください。
問題点3・・・冬用シュラフのネックバッフルをつぶしてしまう。
■マットと枕が一体式なので、イナーシャ オゾンをシュラフの中で使用する場合は下側のネックバッフルがつぶれます。巻き込むように繋げば装着は可能ですが首の後ろに隙間が出来てしまいます。
ネックバッフル付きのシュラフの場合はシュラフの下にして使ったほうがよさそうです。ネックバッフル付きを使うのは厳冬期ですから「クローズドセル」+「イナーシャ オゾン」+「シュラフ」と通常の使い方がおすすめです。
■エアーマットなので空気を抜けばぺちゃんこです。ちょっと心配な部分はバルブ、今までサーマレストに慣れていたので心もとない、サーマレストの頑丈なバルブとまではいかなくてもう少ししっかり感が欲しい。
KLYMIT(クライミット)INERTIA-O zone(イナーシャ オゾン)にはいろいろなモデルがあります。
このブルーバージョンは表地30D、裏地75Dになります。
タン色のRECONは穴空きなしで表地、裏地とも75D。軽量のレッドバージョンは詳細データがありませんが、たぶん表地、裏地とも30Dだと思われます。
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